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保護されたPDF に文字入力したい

PDF に文字入力したいという欲求・要求はよくあるものだ。

簡単には印刷物を作れない

何の準備も機材も必要なく利用できるというから 平成22年分 【確定申告書等作成コーナー】 を覗いてみた。

面白いエラーがでたから問い合せてみると、法人では利用できませんよとのことだった。個人でも青色申告ってあるんですな・・個人経営者向けだろうか。知らなかった。(ちなみに画像の数値はテキトー)

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なぜ覗いたかというと、そもそも税務署に用があって出向き、書類をもらってきたからだ。郵送で送ってくれるはずのものが届いていないからもらいに行ってきたのだ。ところが、この用紙は単に用紙でそれ以外の何でもない。

送られてくるものにはある程度の、例えば名前や住所や管理番号などが記載されているのだが、用紙には何も記載されていない。その辺をドットインパクトプリンタで印刷してくれるのを期待してもらいに言ったのだがアテが外れてしまった。

役所関連の書類というのは、まずは書式が紙ベースであって電子データがない。ようやくここに来てPDF などが出てきたが、これがまた不要な管理がしっかりなされていて、どうにも勝手が悪い。

何も計算式まで入れてくれとは言わないが、せっかく電子データであるのだから、印刷するためのデータくらい入力させて欲しい。特に達筆でない(というか文字を書くことが殆ど無いと思う)筆者にはなおさらだ。

たぶん毎年恒例の検索行為

そこで、多分毎年考えているのだろうと思うけれど、この用紙(紙でも電子データでも)にぴったり印刷してくれるソフトウェアはないか探してみる。毎年探していると思うが、いつ、素晴らしいソフトウェアがそれこそフリーソフトウェアで出回るかわからないからチラチラ見るのである。

そもそも、弥生会計が使いやすくて利用していたのだが、筆者と関係があった税理士がJDL 系で、データが読めないとか言い出し、変換プログラムを作ってあげるよとか、(ネット会計という税理士に電子的に依頼できる機能)ネットでデータを送信したいといってもチンプンカンプンだから困る。

結局JDL 系のソフトウェアの購入を勧められたわけだけども、予算がない。そんなことを数年繰り返しやっていたら、JDL から2年間無料利用できる「JDLカジュアル」とかいうソフトウェアが出てきた。これは税理士にも筆者にもメリットがあったから暫く利用していたが、JDL は初心者向けというか税理士にやさしいものであって、少なくとも会計について知識があればあるほど使いにくい。簿記ってなに?っていう初心者にはおすすめ。

最も困ったのは”税理士にやさしい”から、会計について知っていて申告を税理士にお願いしようなどという筆者にとっては「状態把握のための基本的な情報さえ表示・入力できないソフトウェア」だった。弥生会計時代には即座に必要な情報を閲覧できたが、JDL 系になってからは税理士から報告が上がってくるまで数ヶ月もの間、状態を把握できなかった。

その後税理士とは契約を満了し、ソフトウェアだけ利用する状態が続いた。そして税務申告を自分で行うわけだが、必要な情報が出ない。これはなかなか笑える状態だったが、運良くJDL のSaaS サービスが開始され、姑息であると分かっていながらそこに逃げた。また、いくつかの印刷物もネット版なら出力が可能だったからそれでいいやと思ってしまった。

印刷してくれるソフトはないか

さて、今年も税務申告である。そんなわけで、たどり着いたのが(たしか)「やよいの青色申告」というソフトウェア。いくつかの文献を読むと、「弥生会計」が会計についてのソフトウェアであるのに対して、「やよいの青色申告」は申告書を作成するソフトウェアのようだ。

今さらながら、そういえばなぜJDL のネット版はその辺のものが印刷できないんだっけ?と思ってハッと我に返った。基本原則「税理士にやさしい」。仮に自分で申告に必要な情報を印刷できるようなことになれば、主たる顧客である税理士の先生方に逃げられてしまうわけだ。なるほど。(上位プランもあるから、こちらでは印刷できるのかもしれないが)

PDF に入力できないか

そういうわけで、各種情報は揃っていて、申告書類を作成したい。印刷できればいいくらいの内容で、管理など必要ない。紙の書類を手に入れたが、PDF も入手可能。

確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等|所得税(確定申告書等作成コーナー)|国税庁

長くなったので、PDF に文字を入力できるフリーソフトウェアのダウンロードとインストール、使い方は別ページにまとめたが、PDF に文字入力できるフリーソフトは見つかった。しかし、保護されているらしく結局使いものにならない。

この勝手の悪さはこちらでも推察できる。

PDF-Viewerをインストール、試してみたところ、国税庁のファイルではテキストボックスなどのツールボタンが非アクティブになっており、どうしても入力が出来ませんでした。 そこで地方行政統計など他のPDFファイルで試したところ、今度はテキストボックスがアクティブになり、その中でテキスト入力が出来ました。 そこで再度国税庁のファイルを開いたところ、錠前のボタン(セキュリティ設定)があったのでそれをクリックしたら「この文書は編集できません」と出ました。 やはりプロテクトがかかっていたんですね。
(「PDFファイルに直接テキストを入力する方法がありますか。 | OKWave」より引用)

保護されたPDF に入力する方法はないのか

どうにかならないものか検証実験を行ってみた。ライフハッカーの記事によれば、以下のサイトを経由することで変換できると書かれている。

FreeMyPDF.com – Removes passwords from viewable PDFs

試したところ本当にできたから驚きだ。セキュリティーに関しては常に驚きの連続である。

※PDF に文字を入力できるフリーソフトウェアのダウンロードとインストール、使い方は別ページにまとめた

参考文献

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