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ネット中毒者は視線が普通じゃない?

仕事柄多くの文献を読みますし、私個人の知欲も手伝って書籍はもちろん、ネット記事、テレビなど幅広く情報収集をしています。
そこで気がついたことをひとつ。もしかしたらもう当たり前のことなのかもしれませんが、私には新鮮だったので。

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デザイナさんはもちろんのこと、さまざまな分野で「視線はF」というのは有名

それって何?という方はこちらを参考に:

3カラム(≒縦に区切って3つ)でFを意識すると、左にメニュー、中にコンテンツ(本文:最も多い領域)、右に広告などが一般的ですが、有名なブログなどではFとは全く違う構造になっているものもあり、左にコンテンツで大きく領域を取り、右2カラムに広告やカテゴリなどを表示しているものがあります。この場合は、多くはSEO(検索エンジン最適化)対策のために、より多くの読者を呼び込むための工夫がされているためでしょう。

初めて招かれた人の家に行くと、なんとなくきょろきょろしてしまうものです。これと同じように普通の人は新しいサイトに出会ったとき、F視線で把握に努めているのかもしれません。

ネット中毒者は視線が普通じゃない?

ところが、どうやら私はそれと違うようです。もちろん全員がF視線なわけではないので当然ですが、それとは違い、一般的な、左メニュー、右コンテンツ、もしくは左メニュー、中コンテンツ、右に広告という構成に慣れてしまっているのか、まずどこに記事があるのかを探しているようです。私が本文以外に目をやるときは、本文の情報で満足しなかったときです。一般的にはサイトが表示される時間を含めて、3秒以内に目的のものが現れなかった場合、帰ります。慣れている人は2秒か1秒程度以内にこの判断をするでしょう。実際、私の管理するいくつかのサーバーのうち、もっとも遅いサーバーにアクセスしてくる人の直帰率は非常に高いのです。ほとんど自分に有益かどうかを数秒のうちに判断しています。

有益な記事が見つからなかったけれど、”おしい”情報があったときはすぐに帰らず、関連するさらに深い情報が無いか探します。カテゴリやタグなどをみて、さらに情報を得ようとします。それでも見つからなければ、作者が参考にしたページや検索エンジンの検索結果にもどり・・・を繰り返します。つまり、よりたくさんの資料を探しているときやこの作業に慣れている場合は、判断までにかかる時間が短く、また、たくさんの構成を知っていることから瞬時に内容の把握ができるようになっているのかもしれません。

逆手にとってアクセスアップと収益増大?

これを逆手に考えれば、自分の記事がどんな人に読まれているのかを考えると、構成に役立つかもしれません。ということは、大きなブログサイトがわざわざそうしているのはSEO対策もあるけれど、こちらのほうにも有効な対策なのかもしれませんね。そんなことは既に知られているのかもしれませんが。そんなことをボソボソ考えながらページを表示されるのを待っていたのでした。

うまいなーと思うサイトはたくさんありますが、最近うまいなーと思ったのは「ライフハッカー[日本版]|仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア」です。

数秒はそんなに大切?:

Googleのトップページは非常にシンプルです。Googleと出会ってから10年以上経ちますが、それまでYahooが最も多くシェアを占めており、当然私もそれを利用していたので、そのシンプルさは非常に驚いたことを今でも覚えています。Googleは「たくさんのwebページの中から目的のwebページをいかに的確に表示するか」ということに重点が置かれています。検索結果をもう少したくさん出すようにしようと試みたことがありましたが、ほんの少しその分だけ余計にユーザを待たせたらしいのです。そうしたら、驚くほどユーザに嫌われた、だから、遅くなるようなことはしないんだ、とどこかで読んだ覚えがあります。嫌われるということはアクセス数が減る、つまり収益が減るということです。

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