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■カスタマイズ
Light Writeのカスタマイズは、テキストファイルを直接編集する必要があります。
文法が間違っていると異常な動作をすることもありえますので、初心者の方はご遠慮ください。
●設定方法
コンフィグフォルダの中を編集することで行う。
コンフィグフォルダはLightWrite.exeと同じフォルダ内に、「config」という名前で存在している。
●メニューの定義
- 設定ファイルとその対象
-
ファイル名 |
対応する場所 |
editmenu.txt |
メモ編集領域 |
findbar.txt |
検索バー |
histbar.txt |
クリップボード履歴バー |
menubar.txt |
メニューバー |
sysmenu.txt |
システムメニュー |
tabmenu.txt |
タブ |
traymenu.txt |
タスクトレイアイコン |
- フォーマット
- 項目名[[, コマンド], オプション] を一行ずつ並べる。
- 項目名
- メニューとして表示する文字列。
- ポップアップさせる場合、先頭にタブを入れる。
タブの数が同じ項目が続いている場合、それらがひとつのサブメニューを構成する。
タブを複数個入れることで、サブメニューのサブメニューも可能。
- 下線をつけるには&を使用。例えば、 ファイル(&F)
とするとのようになる。
- のような表示はショートカットの設定を行うと自動で設定される。
- ショートカットキーとは関係ない文字列を入れる場合は、項目名の後にタブとその文字列を入れる。
- 自動的にショートカットキーを付けたくない場合は、末尾にアンダーバー(
_ )を入れる。
- 区切り線を入れる場合は、---(マイナス3つ)を指定する。
- コマンド
- 項目が選ばれたときの動作を指定する。例えば
IDM_FILE_EXIT なら終了である。
- デフォルトですべてのコマンドを使用しているので、必要な項目だけ残して並び替えるという方法が簡単。
- ポップアップする項目には指定する必要が無い。
- Web検索はIDM_EDIT_WEBSEARCH1〜5までの5つが利用できます。実際は関連付けられたアプリを起動しているだけです。
- オプション
- 現在はコマンドがIDM_EDIT_WEBSEARCH1〜5のときのみ利用します。
- $SELECTは選択文字列に置き換わります。それ以外はURLをそのまま入れます。
- 同じIDM_EDIT_WEBSEARCHに対して違うオプションを指定したときの動作は未定義です。(何が起こるか分かりません)
- コメントについて
- #で始まる行はコメントとなり、無視される。行の途中に入れた#は単なる#として扱われ、コメントにはならない。
- 上記により、サブメニューを除いて#で始まる項目名は設定できない。(エスケープ文字はない)
- 空行は無視される。
●ショートカットキーの定義
- 設定ファイルは shortcut.txt
- フォーマット
- コマンド, キー設定 を一行ずつ並べる。
- コマンド
- キー設定
- Ctrl+Alt+F4 のように+を区切り文字として指定する。
- 順番は任意だが、Ctrl + Alt + F4 のように間にスペースを挟むと失敗する。両端には入れてもよい。
- 使えるキーは Ctrl, Alt, Shift, ESC, Tab,
F1〜F12, Up, Down, Left, Right, A〜Z
- Ctrl, Alt, Shift はそれ以外のキーと組み合わせて使用する。
- Shift, Tab, Up, Down, Left, Right, A〜Z は
Ctrl か Alt と組み合わせて使用する。
- コメントについて
●ツールバーの定義
- 設定ファイルは toolbar.txt
- フォーマット
- アイコン[, コマンド[, ツールチップ]] を一行ずつ並べる。
- アイコン
- 16x16のビットマップファイル名を指定する。アイコンファイルはconfigフォルダの中に用意しておく必要がある。
- 以下の STD_ で始まる文字列を指定してもよい。これはWindowsが内蔵しているアイコンである。
STD_COPY, STD_CUT, STD_DELETE, STD_FILENEW,
STD_FILEOPEN, STD_FILESAVE, STD_FIND, STD_HELP,
STD_PASTE, STD_PRINT, STD_PRINTPRE, STD_PROPERTIES,
STD_REDOW, STD_REPLACE, STD_UNDO
- 区切り線を入れる場合は、---(マイナス3つ)を指定する。
- コマンド
- ツールチップ
- カーソルが上にきたときに表示する文字列。
- 両端のスペースは削除される。
- コメントについて
●cache に関して(v1.01〜)
v1.01 より、起動を高速化するために解析済みの一時データを保存するようになりました。
configフォルダ中にcacheフォルダが作成され、その中にファイル(*.res)が作成されます。
.resファイルがある場合、txtのコンフィグファイルは読み込みません。
そのため、編集を行った場合は、cacheフォルダ中のファイル(またはフォルダごと)を削除する必要があります。
※ツールバーに関しては今後実装予定です。
※致命的な欠点が見つかったため、現在この機能は動作していません。
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