前回の続き。
改めて環境を構築
Linux localhost.localdomain 2.6.18-238.19.1.el5 #1 SMP Fri Jul 15 07:32:29 EDT 2011 i686 i686 i386 GNU/Linux
諦めて、まずは真似をすることにした
同様の手順を繰り返し、うまくインストールできているような様子だった。しかし最後は次のように表示された。
Failed to add admin user. Sorry, something went wrong! Please try to run this script again ... You have mail in /var/spool/mail/root
この時点でウェブアクセスすると、BlueOnyx の画面が表示された。Start とあるボタンをクリックするが、同じ画面のループになっている。ちょっとおしい感じ。
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再起動したら起動できなかった。おそらくfstab が原因だろう。fstab の後に、以下のコマンドが必要かと思って再構築して試すがやはり起動できなくなった。
/bin/mount -o remount /home /sbin/quotacheck -cuga /sbin/quotaon -aug
fstab を自由に編集できる人であれば笑ってしまう程度の問題なのだろう・・。
環境再構築
パーティションを切る
仕方なく、ほぼデフォルトのインストールを止め、他の参考文献で解説されているとおりのパーティションを切ることにした。これでLVM とおさらばできるのは嬉しいが、パーティションを操作するのはニガテだ。
/boot を ext3 で100M。
/ をext3 で。
swap を1027 。(搭載メモリ512 の2倍が1024 だから。たしか1024 指定すると1027 になった気がする)
キモの /home をext3 で最大容量まで。
全体で見るとこのような状態。
fstab 編集
何度目かの再構築で、手動でパーティションを切り、正常に起動でき、正常に初期設定やアップデートが完了できた。さらにfstab を編集し、今回はすでに存在する/home にクォータに関する設定を追加して再起動。
・・また起動しなくなるかもしれないとドキドキしたが、起動し、ほっとした。
mount -o remount /home quotacheck -cuga quotaon -au reboot
上記コマンドを実行した。前回と違い、マウントでのエラーは表示されなかった。
インストール
何度目かのインストール・・
cd /tmp wget http://devel.blueonyx.it/pub/BlueOnyx/TAR/BlueOnyx-5106R-CentOS5-i386-20110617.tar.gz tar zxvf BlueOnyx-5106R-CentOS5-i386-20110617.tar.gz cd BlueOnyx-5106R-CentOS5-i386-20110617 sh install.sh
通常の待ち時間ならお茶でも飲んで待ちたいが、今回は祈りでも捧げておこう・・。
The installation has finished! Please point your browser to http://xxx.xxx.xxx.xxx/login and login with ** Your root password is same as admin password. ** ** SSH root logins are disabled by default now! **
ウェブアクセス出来ない
できた。しかし、実行中の画面を見ているとApache の起動に失敗しているようだった。気になったので、まずは何もせずにIP アドレスへブラウザでアクセスした。URL が転送され、ポート444 へ転送されたが予想通りBlueOnyx の画面は表示されない。
前回はインストールに失敗していたが画面はとりあえず出た。今回はインストールに成功したが画面がでない。なかなか面白い現象だ。
とりあえず再起動する。再起動中のメッセージを見ていると、Apache の起動は成功ているようだ。しかし、アクセスできなかった。コンソールから様子を見ようとしたらメッセージが出ていた。
Welcome to new server ... To finish setup, simply login in as 'root' with password "blueonyx"
まだセットアップが完了していなかったか。(後から思えば、これはおそらく必要なかった)
んー。
root パスワードやSSH rootログイン(CentOS デフォルトでアクセスできる)ができなくなっているなどシステムへの変更はできているようだ。
ログに手がかりはないか
しかしエラーログ(tail /var/log/httpd/error_log )やアクセスログには何も出ていないし、直近の時間のアクセスもない。ということはログファイルが別のものになっている可能性がある。
アップデートが必要かと思い調べたところ、yum のリポジトリもBlueOnyx が追加されているか書き換えられていたが、アップデートは存在しなかった。
たしか、BlueOnyx 自体はadmserv というプログラムが走っているハズだ。これを調べると幾つかログがある。tail /var/log/admserv/adm_error にも直近のアクセスがない。
iptables を切る
また再インストールかーと思い、ダメもとでiptables を切った。
/etc/rc.d/init.d/iptables stop chkconfig iptables off /etc/rc.d/init.d/ip6tables stop chkconfig ip6tables off
あら。アクセスできた。このコマンドはCentOS をセットアップしたときに実行しているハズだから、BlueOnyx がiptables を設定したのだと思うのだが・・。
とりあえずアクセスできた。前回止まってしまったStart の画面もループすることなく設定画面に進めた。
→ ここからのBlueOnyx 設定は以前の記事を参照して下さい
※このバージョンでは(当然かもしれないが)BlueOnyx からphpMyAdmin に接続すると無限ループする現象はおきず、正しく表示できた
# 今回はいろいろ逃げてしまった。宿題ということにしておこう。
参考
後からインストールする方法でなく、ISO からインストールした場合のiptables 設定は以下のとおりだった:
# /sbin/iptables -L Chain INPUT (policy ACCEPT) target prot opt source destination acctin all -- anywhere anywhere Chain FORWARD (policy ACCEPT) target prot opt source destination Chain OUTPUT (policy ACCEPT) target prot opt source destination acctout all -- anywhere anywhere Chain acctin (1 references) target prot opt source destination all -- anywhere localhost.localdomain all -- anywhere localhost Chain acctout (1 references) target prot opt source destination all -- localhost.localdomain anywhere all -- localhost anywhere
# うっかり見過ごすところだったけれど、BlueOnyx のベースOS がCentOS から Scientific Linux に変わってるような・・?
参考文献
- BlueOnyx 5106Rをtarボールで後から入れる | データセンターの専用サーバ データセンターダイレクト ブログ
- さくらの VPS に BlueOnyx をインストールする : あかぎメモ
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