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パソコンのディスプレイをテレビにする-スキャンコンバーター

手元にあるディスプレイを活かしたいと思うことはないだろうか。ちょうど手元にディスプレイが余っている。そしてブラウン管型のテレビがある。まもなくデジタル化が行われ、テレビを観ることはできなくなる。最もテレビはパソコンで観たり撮ったりしているので、ブラウン管テレビはゲームをするためだけにしか存在しない。

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パソコンでゲームの画面を出すことはできるものの、処理に時間がかかるため、アクションゲームなどはゲーム機内部の状態とパソコンのテレビを通して見る状態ではタイムラグが発生する。このため、わざわざテレビを置かなければならないのだ。

最近ではHDMIにより音声、映像が1つのケーブルで接続できるようになり、パソコンのディスプレイもまた同じようになっている。パソコンのディスプレイにも関わらず調べてみると多くのユーザがゲーム機、ことにPlayStation3との接続を行っているようだ。HDMI用のセレクタも既に登場している。

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I-O DATA VABOX2 高画質化回路搭載ビデオコンバーター

さて、調べてみたところ、スキャンコンバーターという装置がこの問題を解決してくれるようだ。この装置を使うことにより、テレビ用の信号をパソコンのディスプレイ用の信号に変換してくれるということで、余ったディスプレイを活用することができるらしい。

その製品の一つがVABOX2だ。


画像は公式サイトより

 

VABOX2の対応解像度が「640×480:60Hz、800×600:60Hz、1024×768:60Hz、1280×1024:60Hz」となっている。

参考文献の一つには「ゲーム側の解像度が高いため、幾分画像が劣化して表示されることになる」というようなものがあった。たしかにそれも問題かもしれないけれど、ワイド画面に対応していないほうが問題ではないだろうか。もっともワイド画面にもなればHDMI対応などがあるからわざわざこのような装置をかませる必要はないのかもしれないけれど。

画像は公式サイトより

また、この製品にはTVチューナーは搭載されていない。つまり、ゲーム機やビデオ、防犯カメラの画像などRCA入力を表示させることができるが、テレビを観ることはできない。もちろん、製品を組み合わせれば可能だろうが、単体で全てをこなすわけではないようだ。これを不足と見るか機能ごとに分割しているから幅広い組み合わせが可能になるかはユーザー次第だろう。


画像は公式サイトより

 

ここまで余ったディスプレイの活用ということで調査していたが、左の接続図を見ると、パソコンとディスプレイを直接接続せず間にVABOX2を挟みこむことによって1つのディスプレイを切り替えて使うことも可能のようだ。


このようにすれば1つのディスプレイに2つの機能をもたせることができ、スペースを取らずにより多くのことが出来るようになるのだろう。

「17-19インチディスプレイを使うと拡大モードを使わずに済む」(SXGA:1280*1024)と記載されていることからその辺のディスプレイを対象とした製品らしい。

※逆にパソコンの画像をテレビに映し出すときにはダウンスキャンコンバーターを使えばよい

◆参考文献

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