iSCSI を利用するにはサーバー(FreeNAS 側)で設定し、クライアント(Windows など)から接続する。ここではFreeNAS 側での設定を記述する。
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iSCSI を設定する
設定画面の表示
iSCSI を設定するには、iSCSI サービスのOn/Off ボタンの右にある工具アイコンをクリックする。(その他の呼び出し方法もある)
ポータルの追加
iSCSI → ポータル を選択し、ポータルの追加をクリックする。
何もせずOK をクリックする。
デフォルトで「0.0.0.0:3260」 になっているが、これはすべての接続を受け入れるという意味だそう。
イニシエータの追加
iSCSI → 認証されたイニシエータ を開き、イニシエータの追加をクリックする。
何もせずOK をクリックする。デフォルトで「ALL」が入力されている。
iSCSI ユーザの追加
iSCSI → 認証 を開き、iSCSI ユーザの追加をクリックする。
※iSCSI ユーザはFreeNAS のユーザとは別だそう
ここではグループID に1を、ユーザにroot を、シークレットに任意のシークレットを入力してOK をクリックした。
なお、参考文献では12-16 文字のシークレットを設定しなければ後々問題になり、この画面ではエラーにならないと書かれていた。試しに8 文字程度のシークレットを設定したが、今のところ問題はない。バージョンによる違いか、まだ問題に遭遇していない可能性がある。
エクステントの追加
iSCSI → エクステント を開き、エクステントの追加をクリックする。
エクステント名にExtent を設定し、パスは /mnt/Main160G を指定した。
※/mnt/Main160G は既にボリュームとして追加している
/mnt/Main160G はエラーとなった。参考文献に習い /mnt/Main160G/iSCSI としたところエクステントが追加された。
ターゲットの追加
iSCSI → ターゲット を開き、ターゲットの追加をクリックする。
必須項目は次の通り:
- ターゲット名 ・・・ ここでは「target」 とした
- タイプ ・・・ ここでは「ディスク」を選択した
- ポータルグループID ・・・ ここでは1 を選択した
- イニシエータグループID ・・・ ここでは1 を選択した
その他はデフォルトのままにした。
ターゲットにエクステントを追加
iSCSI → Associated Targets を開き、ターゲットにエクステントを追加をクリックする。
ターゲットにtarget を、エクステントにextent を選択し、OK をクリックする。
iSCSI サービスの開始
各種設定が完了したらサービスを開き、iSCSI をOn にする。
※試用したのは FreeNAS-8.0.3-RELEASE-x86.iso
→ クライアント側設定に続く
コメント
すごい役にたちました。ありがとうございました。
下記にはまってた↓ おしりにiSCSI入れるってなんだかなー。
参考文献に習い /mnt/Main160G/iSCSI としたところエクステントが追加された。