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MZK-DSG04U を買ってみた(8) – 私的まとめ

MZK-DSG04U を買ってみた(7)」の続き。

MZK-DSG04U についてこれまで試用してきた。

ここで私見を述べ、その理由を記載する。

私見

  1. MZK-DSG04U はハードウェアに組み込まれた制御ソフト等に問題があり、ハングアップ(機能停止)する
  2. 場合(=使用者のレベル)によってはWindows を起動不能にするおそれがある

※あくまで試用してきた中での邪推である

試用結果

主に2つのプリンタについて試用した。OS が対応する場合にはスキャナを含め、時にはストレージやiPhone も接続してみた。なお、プリンタはOS を操作して「テストプリント」が完了した場合に、動作したと判断している。

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EPSON 社製インクジェットプリンタはすべての環境で正しく動作した。

NEC 製(中身は富士ゼロックス社製)カラーレーザープリンターではWindowsXP でのみ動作し、ほかは動作しなかった。厳密には通信はしているようで、待機状態から復帰するような仕草をするものの(しないこともある)、印刷を開始することはなかった。設定やドライバを変更しても試したが、ついに印刷することはなかった。当然に、直接接続すると印刷できた。ドライバに問題がある可能性もあるが、それを判断する材料はない。

キヤノン製スキャナ CanoScan N650U は動作するOS が限られているため単試験となったが、直接接続時と同様に、問題なく動作した。

iPhone は理由は不明だが、認識したものの撮影したデータにアクセスすることはできなかった。

ストレージは試験したストレージの具合が良くないこともあって、正しい試験とはいえないかもしれないが、ひとまず動作するだろうと予測できる。

ユーティリティ

設定

添付されているユーティリティからIP アドレス設定を行う際の設定手順が2つあり、うち1つを操作すると正しく動作しない。ただし、マニュアルでどちらが案内されているかは未確認。

接続

もっとも嬉しい誤算だったのは、ポートごと(デバイス毎)に接続ができること。接続されているデバイスを「一括してつなぐor切る」の二択ではなく、「誰がどれを使うか」を選択できる。

これにより、USB デバイスを一箇所に集合させ、A さんはポート1と2の機器を、B さんはポート3の機器を、C さんはポート4の機器をといった具合に利用できるようだった。

ただし、この便利さが仇となるケースがある。どれかに問題が発生した時、装置を再起動する必要が有る場合などはすべての接続を切る必要がある。また、別に記すが、ハードウェアがハングアップしているだろうと予想できる現象(「ハングアップ」参照)もあった。信頼しすぎると代償は大きいかもしれない。

動作

プリンタなどのデバイスでは「自動接続」が勝手に設定されることがあるらしく、奪い合いのような現象にも遭遇した。

切断要求

利用したいデバイスをほかのほとが使っている場合、切断要求を出すことができる。

通信途絶

クチコミサイトによれば頻繁に切断されることがあるという。幸運なことに、この現象にはおそらく遭遇していない。しかし、突然見失うことがあった(「ハングアップ」参照)。

パフォーマンス低下

USB 機器に問題がある場合などは、OS のパフォーマンスが著しく低下することがあった。場合によってはOS がハングアップ(ブルースクリーンではなく機能停止)することもあった。

ブルースクリーン

接続中のプリンタを選択して、デバイスを削除するとブルースクリーンエラーが発生する。

デバイスを削除する場合は、デバイスを切断してから行うのが通常だろうが、OS の操作メニューに表示されることからテストのために操作したところ、おそらく100%OS がブルースクリーンエラーで落ちる。

場合によってはその後の起動時に起動できず、再度起動するとWindows の修復が自動選択された状態で起動するため、場合によっては起動不能(操作の誤りや誤った自動修復など)になる可能性がある。

ハングアップ

最初はユーティリティが正しく動作していないなどの理由を考えたが、本体ハードウェアがハングアップしているだろうと予想している。

まず、ユーティリティが突然本体を見失うことがあった。これはクチコミサイトにも記載されている現象かと思ったが、そうではないらしい。本体が正常な場合でもユーティリティが本体を見失うか、接続されている機器を正しく認識しないことがあった。この場合は、接続されている物理的なUSB ケーブルを抜き差しするか本体を再起動することで解決(・・?)できる。

上記の場合、ステータスLED が消灯しているなどのために本体が正常(?)であることがわかる(抜き差しすれば認識するから)。

(本体ハードウェアに問題があると推測した)問題なのは、「通信途絶」し、「物理的な抜き差しに全く応答しない」状態があったこと。完全に沈黙して電源を抜き差しする他にできることが無くなった。

クチコミサイトによれば、負荷のかかるような大きな通信をすると落ちるとの記載もあった。この記載を信じて、目の前の沈黙した本体を見ると、対処できない問題が発生した場合などに(内蔵のハードウェアもしくはソフトウェア(=ファームウェア))本体が機能停止しているものと推測できるという考えに至った。

ファームウェアで解決できるなら改善されたファームウェアが提供されることを望む。同時に、試用環境に問題があれば回避策を教えていただきたい。

# 何もしていなくても(本体のみ通電してLAN 接続、物理的にUSB に何も接続しない)見失うことがその後確認された。どのようなタイミングかはまだ不明。

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