VMware Server2 をLinux 上で稼動させ、Windows から接続したときに音が出ていないことに気がついた。
これまでに利用してきた主な仮想環境
VMware Server1 は WindowsXP 上で動作させ、複数の仮想マシンを使っていた。どちらかというと必要なときに利用するサブのような位置づけだった。ホストとゲストが同居する環境(1台の物理マシン)。サーバー群はXen で動作させていた。
VMware Server2 は Linux 上で動作させ、Xen や上記の仮想マシンを統合した。クライアントは Windows など。
WEB UI にアクセスして仮想マシンの環境を変更
そんなわけで、特にサウンドは必要なかったのだけれど、少し気になったのでサウンドデバイスを追加した。記憶が確かならVMware Server1 では音が出ていた気がするからだ。
仮想マシンの電源を投入しようとするとYes/No の選択しが出た。No が推奨されている。
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msg.noAutodetectBackingQuestion:Cannot connect virtual device sound.No corresponding device is available on the host.Would you like an attempt to be made to connect this virtual device every time you power on the virtual machine?(原文)
msg.noAutodetectBackingQuestion:仮想サウンドデバイスに接続できません。対応するデバイスは、ホスト上で使用可能です。この仮想デバイスを仮想マシンの電源投入時に毎回接続しますか?(Google 翻訳を少し手直し)
ホスト上で(=ホスト上でゲストOSにアクセス)利用する場合なら使用可能と読める(根拠として上記VMware Server1 での体験がある)。つまり、別の物理マシンから仮想マシンにアクセスするならサウンドは使えないよ、と読める。しかし、「ホスト上で使用できない状態になっている」と訳すなら、ホストOS 上で音声を出力させる準備をするほうが先になるとも読める。難しいなぁ…。(いくつか環境を作って実験してみればわかるこどでもあるから、実験してみよう)
ネットワークインターフェイスなどならホストOS 上で利用できない場合、仮想マシンに影響をあたえることは理解できる。しかし、グラフィックはおそらくエミュレートしてくれている。はたして、サウンドデバイスはエミュレートしてくれるのか、それともホスト上で物理デバイスを利用しループバックデバイスのように振舞うのだろうか。
※友人2人にこの訳を尋ねたところ「ホスト上で使用できない状態になっている」が支持された。筆者もそう思ったから尋ねたわけだが、この訳の違いは問題解決を大きく左右するものだから慎重になった。
思わぬところで深い落とし穴を見つけた感覚だ。すぐさま影響をあたえることは無いのだけれど、VMware が面白くなってきて古いマシンでも接続さえできればシンクライアントのように利用できるのでは?と興味を持ち始めていたところだったから、そういう意味での影響は大きい。そもそも選択する製品が違っている場合にはどう仕様も無いのだけど。
さらに調査すると http://web.mit.edu/asedeno/Favorites/sipb%20homedir/vmware/vmware-console-distrib/lib/messages/ja/vmware.vmsg に「msg.noAutodetectBackingQuestion = “仮想デバイス%1$sに接続できません。一致するデバイスがホストに存在しません。|0A|0A仮想マシンをパワーオンする度に、この仮想デバイスに接続を試みますか。” 」とあった。
デバイスがホストに存在する必要があるようだ。早速おさらいと実験を行うことにした。
VMware Server1 (Standalone)
VMware Server1 を Windows7 にインストールする(ホスト)。そこにWindowsXP をインストールする(ゲスト)。Windows7 は正常に動作していて、音声が出力されるのも確認できている。この状態でゲスト構成にサウンドデバイスを接続し、音が出るかを確かめる。記憶が正しければ音は出るはずだ。
記憶は正しかったようで、インストール段階のナビゲータが登場したときに懐かしい音を聞くことができた。これで、ホストOS でサウンドデバイスが正しく動作している状態で、ゲストOS にサウンドデバイスを追加すれば特段何の設定もせずに音が出ることがわかった。
VMware Server1 (Remote)
次にチェックするのは、Standalone で正常に音が出力されたものがRemote 接続でも音が出るかだ。WindowsXP から Windows7 のVMware Remote Console に接続し、Windows XP 側から音が出るかを確かめる。
続き?→pc.casey.jp » [VMware] VMware Server1 リモートコンソールに接続
参考文献
- ゲストOSでの音途切れ « PC総合研究所
- AZ::Blog はんなりと、あずき色☆: Ubuntu: VMwareでWindowsしてヤフー動画を見るであります
- 逆引きUNIXコマンド/ビープ音を出力する方法 – Linuxと過ごす
- 守破離でいこう!!: Linux kernel 2.6 で Beep が鳴らない
- debianforum.de • Thema anzeigen – VMware 2 – Cannot connect virtual device sound.
- オープンギャラリー:VMware Virtual Desktop Infrastructure 3.5 Update 1
- vmware sound problem
- VMware Playerで音を鳴らす – にたまごほうれん草
- VMware Serverがだんだん重くなっていく – lue の日記
- 音が出ない【Ubuntu 9.04 on VMware】: おくまの部屋(新館)
- リモートサーバのサウンド出力を手元のPCで再生する
- VMware Server 上のWindowsでサウンドを使う方法
- VMware Server 2.0 beta2 の仮想マシン Windows XP で音(サウンド)を鳴らす – 夜明け前 – Yahoo!ブログ
- Pro Memoria: VMware Server on Linuxでのサウンド出力について
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