VMware Server2 の仮想マシンをバックアップする。
様々なバックアップ方法があると思うが、2TB の外付けハードディスクが入手できて、Linkstation が淋しがっている。そこで、Linkstation にVMware Server2 の仮想マシンをバックアップしようと思う。
特にrsync にこだわったわけではなく、これまでrsync を使ったことはないが、今後必要になってくるかもしれないと思い、ここで勉強しておくことにした。
スポンサードリンク
Linkstation のマウント
意外なところでハマった…
エラー例1
mount: //192.168.1.54/share/ is not a valid block device
エラー例2
mount: wrong fs type, bad option, bad superblock on //192.168.1.54/share, missing codepage or helper program, or other error (for several filesystems (e.g. nfs, cifs) you might need a /sbin/mount.<type> helper program) In some cases useful info is found in syslog - try dmesg | tail or so
マウントポイント作成
$ sudo mkdir /mnt/ls54
マウント
$ sudo mount -t cifs //192.168.1.54/share /mnt/ls54/ -o username=share,iocharset=utf8,file_mode=0777,dir_mode=0777
※文字化けしているが気にしないことにした。気にする場合は以下で調整できるとか。
$ sudo aptitude install smbclient $ sudo aptitude install winbind
アンマウント
$ sudo umount /mnt/vmbackup
テスト
$ vi /mnt/ls54/vmbackup/test.txt
参考文献
ここまでの参考文献。
- pc.casey.jp » NASをマウントする(CentOS+LinkStation)
- 強制的にファイルシステムをアンマウントする – ktomoyaの日記
- Ubuntu 8.10 でsamba共有フォルダをマウントする – 山河に在りて
- FedoraでバッファローのLinkstationを使う (ひるねこ日記)
- Linkstation を linux にマウントする:こっそりと。 – livedoor Blog(ブログ)
容量の確認
仮想マシンの容量
現在VMware Server2 が使用している容量を確認する。
$ du /var/lib/vmware/ -hs 46G /var/lib/vmware/
Linkstation の空き容量
$ df /mnt/ls54 -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on //192.168.1.54/share 183G 160G 23G 88% /mnt/ls54
あ、足りない。。。
参考文献
ここまでの参考文献。
バックアップ
(cp +オプションでそれっぽい転送できるじゃん、つか、USB HDD 使えよ。はえーぞ、というツッコミはナシで)
使い方
Usage: rsync [OPTION]... SRC [SRC]... DEST or rsync [OPTION]... SRC [SRC]... [USER@]HOST:DEST or rsync [OPTION]... SRC [SRC]... [USER@]HOST::DEST or rsync [OPTION]... SRC [SRC]... rsync://[USER@]HOST[:PORT]/DEST or rsync [OPTION]... [USER@]HOST:SRC [DEST] or rsync [OPTION]... [USER@]HOST::SRC [DEST] or rsync [OPTION]... rsync://[USER@]HOST[:PORT]/SRC [DEST]
バックアップ
$ sudo rsync -r -v --delete --size-only --bwlimit=1000 --progress /var/lib/vmware /mnt/ls54/vmbackup
※通常のファイルバックアップなら正しいのだろうが、これは稼働中のVMware Server2 の仮想マシンをそのままバックアップする荒削りなやり方で、正しくバックアップしていない。稼働中のディスクはlogwatch 等で監視しているものの、突然死することもあるから無いよりはマシという位置づけ。
オプション
-v
処理状況の表示
–progress
処理状況の表示
-r
ディレクトリを再帰的に。
–delete
更新元に存在しないファイルが転送先に存在した場合、削除する。
–size-only
比較をサイズのみで行う。
–bwlimit=1000
帯域制限。数値はKB。
※本来は別の正しいコマンドがあるのかもしれないけれど、この場合、ディスクアクセス過多でOS がダウンしたり、load average が上昇するのを防ぐ目的で使っている。その分時間は掛かるがLinux もVMware Server2 もディスクアクセス過多でタダでさえ落ちやすいから仕方ない。ということはもっと正しい制限の仕方があるんだろうな。
参考文献
ここまでの参考文献。
- 遊びの時間::ファイルのバックアップ・同期(Ubuntu:rsync)
- アクセラと+αな生活 : Ubuntu 9.04 で rsync バックアップしてみる。
- 帯域を制限してファイルをコピーする — ありえるえりあ
コメント