今更ながらに「WordPress 子テーマ」を知り、今まで知らなかったことにがっかりした。
WordPress は世界中の有志によって賢く作られ、欲しいと思ったものは必ずといって良いほどある。問題なのはそれを知らないことによる損失だ。
今回、今更ながらに知ってしまった「子テーマ」は、テーマを直接編集せずにカスタマイズするというもの。
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ファイル自動検索
CakePHP は、ファイルを優先順位によって次々検索していき、見つかれば読み込み、見つからなければ代替や標準ファイルが読み込まれる構造になっていて、拡張性が担保されている。WordPress にも同様の仕組みが用意されており、細かくテーマを切り替えて利用する事もできるようになっている。
WordPress3.0 以前は、マルチサイト構成とマルチサイト構成が別々のシステムとして作られていたが、3.0 から統合された。これにより、少しの設定変更により、複数のブログを単一のシステムで持てるようになった。ディレクトリで分けたりサブドメインで分けたりすることが容易になり、さらにサブドメイン型に独自ドメインを割り当てることもできるそうだ。
また、タクソノミーや投稿タイプなどを使うことで、マルチサイト構成ではなく1つのシステムでもDrupal のように多彩な表現を行うこともできる。選択肢があることは良いのだが、いかんせん優柔不断にとっては決断までに時間がかかってしまうところでもある…。
アップデートに影響されない
さて、WordPress はオンラインでのアップデートに対応していて、大変便利だ。だが、更新すると自ら施した改良は無くなってしまう。この辺は特にCakePHP はよく考えられていると思えるのだが、その分、ファイルの有無を検索する手間(応答速度や負荷)が掛かりそうにも思える。
ここで、ついに子テーマが登場する。WordPress では親テーマを継承した子テーマを作成できる。アップデートを例に置くと、親テーマが更新されても子テーマはそのまま残るため、少なくともファイルが破壊されることはない。
知らなくてホント損した…
テーマを作ることを考えれば、すでにあるテーマそのものを改造するよりも、子テーマとして改造したほうがよほど作業がラクだ。つまり、良いとこ取りだと感じた。
何処を変更したのかをわかりやすくするために作業記録などを細かく書き、デフォルトの記述をコメントアウトして保存しておくなどの必要がなくなり、サクっとテーマの開発に取り掛かれる。
→ 次回は、かんたん実践してみる
参考文献
- 子テーマ – WordPress Codex 日本語版
- 無料テーマ|WordPress3.0 Twenty Ten 子テーマ | め組|WordPress テーマ
- カスタム投稿タイプを練習する為のWordPress子テーマを配布!”mypace custom plus”のご紹介|mypace custom theme project
- WordPressで使用中のテーマの子テーマをワンクリックで生成するプラグイン・One-Click Child Theme – かちびと. net
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