最近は様々なソフトウェアが初期状態でタブ化されていたり、あるいはタブ化する追加機能が用意されている。もちろん、Windows エクスプローラーをタブ化するようなソフトウェアはいくつもあるし、タブ機能に特化したファイラーもある。
ところで、タブ機能が使いやすいのはGoogle 製ブラウザ Chrome ではないだろうか。基本的には1つのウィンドウで操作していて、必要があれば別のウィンドウに切り離せ、再度マージ(1つのウィンドウに統合)することもサクっとできる。
そんな使いやすさをWindows エクスプローラーに追加できるソフトウェアがClover だ。
# Chrome に限らずFirefox にも同様の機能はもちろんある
ダウンロード
「易捷科技」から「Clover_Setup_2.0.121.zip」をダウンロードする。
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※Windows7 SP1 64bit で試用した
ファイルの展開
ダウンロードした「Clover_Setup_2.0.121.zip」を解凍する。
インストール
ダウンロードした「Clover_Setup.exe」を実行する。
Next をクリック。
Install をクリック。
動作確認
インストールが完了するとサクっと使える状態になっている。特に設定などはない(確認した範囲だと設定自体が無いと思う)。
インストール前
ちなみに、これがインストール前の状態で、適当な2つのフォルダ(「コンピューター」と「ミュージック」)を開いたところ。
インストール後
写真のようにタブ化されている… と言いたかったのだが、スクリーンショットを撮ったらウィンドウが撮影対象になっていなかったので、以下の別のキャプチャを参照されたし。
使ってみる
ブックマーク
Chrome ライクなブックマーク機能も搭載されている。
ブックマークを追加するにはCtrl+D を押す。
ウィンドウの切り離しとマージ
タブの1つを掴んで別のところで放せば-
別のウィンドウになる。また、同様にタブを掴んで、すでに開いている別のClover のウィンドウ内のタブのところに放り込めば、1つのウィンドウとしてマージされる。
これはファイルの移動や比較などに便利で、タブに特化した一部のソフトウェアだと、同様の機能はあっても、扱いにくいところでもある。
特有機能
同様の機能を持ったファイラーでは、Windows 特有の機能などが制限されたり、それまで使っていたWindows7 の勝手とかわってしまうことがある。しかし、Clover はその辺もきっちり対応している。このことから、おそらく、余計なことをせずにタブ管理のみを行おうと設計されているのではないだろうか。好みにもよると思うが、そのほうが良いこともある。
不具合
しかし、不具合もあった。
既存のフォルダへのショートカットを開く、Ctrl キーを押しながら開く(別のウィンドウとして開くなど)、右クリックして新しいウィンドウで開くなどいくつもWindows エクスプローラーが反応する機会があるのだが、これにもきっちりClover が反応した。
ただ、反応に時間がかかったり、上の画像のように反応がなくなってしまったり、
Windows エクスプローラーが機能停止してしまうことなどがあり、何らかの問題があるとフォルダ操作が(Clover に限らず)できなくなってしまうこともあった。動く時とそうでない時があったから、まだ不安定なのかなと感じた。
アップデート
「Clover について」を表示すると、見覚えのあるChrome ライクなバージョン表示がされる。さらに、Chrome ライクなアップデートチェックの結果が表示される。偶然にも記事を記載中にアップデートがあったようで、クリックするとダウンロードページにジャンプした。
記事を書き始めた時はzip ファイルとして配布されていたが、現在はrar ファイルとして配布されているようだ。どちらも解凍すればセットアップファイルが取り出せるが、人によってはrar ファイルを展開するのに苦労するかもしれない。
この時は「Clover_Setup_2.0.136.rar」をダウンロードし、「Clover_Setup.exe」を取り出した。目新しい変化はなかったし、活発的に更新されているようだから、バグフィックスかな、と感じた。
コメント
エクスプローラーを便利なChromeライクにするソフト – Clover http://t.co/6ocKzeRc
Windows7のウィンドウをタブにできるフリーソフトがすごく便利。http://t.co/cPVAkhHfGZ
エクスプローラーを便利なChromeライクにするソフト – Clover http://t.co/pYzU3miyg2