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Gmail / GoogleApps を独自ドメインでアクセスする(2)

さて、GoogleApps で独自ドメインを使う方法は前回設定した。

ところで、pop.gmail.com やsmtp.gmai.com ではなく、GoogleApps を使いながら独自ドメインにこれらのサーバーをできないものだろうか。つまりpop.example.com と smtp.example.com と表面だけ独自ドメインにしておきながら、実際はGoogleApps を使う方法で、DNS で言うとCNAME を設定するようなもの。

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まぁGmail を使ったことがあれば、ウェブ上で利用することが望ましく、唯一の選択であることは明白なのだが、利用する人間の古く硬くなった先入観や、新しいものへの揺るぎ無い抵抗をみせるユーザーがいるなら・・ということだ。

そのくせ目ざといというか、外部ドメイン(gmail)を利用していることがわかれば、有料サービスを契約しているのにもかかわらず無料サービスを利用するのか、と言い出しかねない。(ドメインの管理やサーバー提供を有料で行っている場合などの例)

一昔前なら何が出来るかというものが唯一絶対だったが、最近ではあらゆる選択肢の中から最適なものを提案できる膨大な知識を持つことの重要性は、ますます高まっているというのに。また、それらの外部サービスをうまく利用することで、多くのコストを削減できるのだが・・。

メールサーバーの設定変更

基本的な設定は pc.casey.jp » gmailの設定メモを画像で(gmail/Google Apps for Your Domain) を参照していただいて、そこから変更していく。

pop と smtp を gmail から独自ドメインに設定を変更する。

DNS 設定変更

mx レコード追加

ホスト pop と smtp を追加して、それぞれgmail に転送するように設定する。もしかしたらこれは上で設定しているGoogleApps 標準設定と比べると、著しく冗長性を欠くものかもしれない。

DNS 波及確認

MX レコードが pop.example.com → pop.gmail.com 、 smtp.example.com → smtp.gmail.com になっている。

CNAME 等の設定は行こなっていないが、smtp、pop ともに通信相手を見つけられる状態になっているようだ。(見つけられないとホストが見つからないというエラーがメーラーによって表示される)

確認

SSL 通信しているからか、証明書に関する警告が出る。一度「はい」にしておけば、その後は出なくなるので隠したい人は隠せるかもしれない・・。念のため、gmail やGoogleApps 以外のメールサーバーとも通信テストを行ったが、送信も受信も問題なく行えた。

そこで重要になってくるのは、受信側にどのように送信されたかだ。偽っているのだから、正しくないメールとして処理されるのだろうか。

送信に対して署名を行う設定を以前行ったのだが、これは正しく署名されたようだ。

参考文献

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