いまさらですが、Internet explorer 8 Beta 2を使ってみたのです。
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◆何がどうなったか
Windows Internet Explorer ベータ 2 にようこそ :
http://www.microsoft.com/japan/windows/ie/ie8/tour.html
◆ダウンロード
Internet Explorer 8: ホーム ページ :
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/ie/beta/default.mspx
◆インストール
今回はVista32Bitで検証しますので、Vista用をダウンロードしました。3月頃公開されているらしいので、執筆時9月、だいたいの人柱は吸収されているかな~とか。
ダウンロード→保存でインストーラが保存されました。このまま実行してもよかったのでしょうが保存しました。あまり意図はありません。
ダウンロードされたインストーラを実行。
更新と本体がダウンロードされるようです。再起動しますか?→はい
が。待てど暮らせど「シャットダウンしています」で止まっている。HDDアクセスもないので仕方なく電源断、再投入。もう一度インストーラを実行すると何事もなかったかのように入っていく。
しかし、その時の再起動はとても長く感じた。再起動前の更新プログラムの適用、再起動後の更新プログラムの構成が20分くらいかかっただろう。長く待たされることは好きではないが、ベータ版にも更新版が適用されるのは嬉しいかもしれない。
◆使ってみた
ソース表示に行番号がついた
IE7のときはなかったように感じるのだが、ソース表示に行番号がついた。開発者としてはエラーを指摘されたときに行番号を指定されるのでこれは助かる。もっとも、開発者はそれぞれ専用の生れたエディタを使っているだろうが。
表示が、文字がデカい!
CSSで指定されているものはそのままらしいが、標準の大きさが拡大されているらしい。おそらく大画面なパソコンが多くなったためだと思われる。ためしにMixiを見てみると、表示が崩れたわけではないが、何か違和感を覚える。もちろん、CSSでフォント関係が指定されているだろう箇所はIE7などの同じ様に表示される。
IE6やIE7の「大」サイズがIE8の「標準(中)」になっているように感じた。
大きな画面で文字が小さく感じていたユーザにはよいだろうが、大きな画面でたくさんの情報を表示したかったユーザにはマイナスだろう。しかし、そういうユーザは自分で調整する方法を知っているので問題はないだろうが。
セーフティー機能が付いた
互換表示というものがあるようで、IE7互換とするとIE8エンジンからIE7エンジンに切り替えたように表示することができる。おそらくこれはIE6からIE7になったときに多くのサイトでトラブルが出たことを踏まえての対処だろう。しかし、一度互換表示にするとそのサイトを記憶しているようで、わざわざOFFにしないといつまでもエンジンが切り替わったままだ。せめて、記録するかどうか聞いてほしいのだが(一時的なのか記録して次回以降も切り替えるか)。
YouTubeで候補が表示されない
JavaScript(Ajax)全般の実行かどうかまでは検証していないが、少なくともYouTubeでIE6、IE7では表示された検索語の候補が表示されなかった。検索語が表示されるであろう枠は表示されたが、語は出なかった。
高速化はされたか
体感しているだけでも確かに、これまでと描画が違うのはわかる。急いで描画しようとしている、わかっている範囲だけとりあえず出して、幅の調整などはあとからチラっとする感じだ。これはとても高速に動作するサーバとの通信で、幅などが指定されていないときに、これまでのブラウザでもあったが、IE8はそれが常に、または大変多く見る機会が増えるように思う。高速動作するようになったか?という問いについては、IEエンジンの改良は認められたものの、直ちに動作が速くなったとは思わない、というのが感想だ。
ツールバーに×がついた
最近は何かにつけてツールバーのインストールが同時に行われることが増えた。仕事柄多くのユーザの画面を見るが、画面半分がツールバーで埋まっていることも少なくない。自分に必要かどうかを確認するより早く、何でも「はい」をクリックしているのだろうなと思う。仮に多くインストールしてそれを消す方法を知らなくてもIE8はすぐに消すことができる。ツールバーの左側に新しく×ボタンが付いた。これを押すと対象のツールバーを非表示にしてくれる。
しかし、誤ってクリックしてしまった場合、復活させることはどれだけのユーザができるのだろうか。逆にいえば、これまでは消せないユーザが多かったのに対して、これからは表示できないユーザが増えそうだ。
ドメインが強調された
フィッシング詐欺のためか、URL欄のドメイン部分が常に強調表示されるようになった。全体が薄灰色のアドレスで、ドメイン部部が黒という感じで、その部分が強調されるように視覚的効果がなされている。一部のユーザなら協調しなくても確認するだろうし、そうでないなら強調表示されてもその意味を知らないだろう。
こんなのどう?機能が付いた
確か先日Yahooの広告システムが新しくなるとかいう報道があったような気がする。その人の閲覧記録から最適な広告を出すという。これまでは書かれている記事があって、その内容に合致する広告配信をしていたわけだけど、人間がどのように学習して、次に何をよくするのかというのは統計学的にわかるのだろう。これまで以上にトラッキングCookieなどの重要性が高まると思う。また、Mixiのコミュニティーに関しても、同様の統計学から導き出される結果が利用されていて、このコミュニティーに所属するそれぞれの人が加入している別のコミュニティーのランキングを使って、おそらく、未加入の人はこれにも興味があるだろうというお勧めコミュニティーを表示している。Amazonがこれを利用して大きく注目を集めた。統計学から予測するデータマイニングという手法、あるいは同様の手法。
IE8にはある意味同じような機能が付いた。
これまでの「閲覧履歴」から、おそらくあなたはこれに興味を持っているのでは?となる。例えば、Mixiを使っていると、コミュニケーションサイトがでたり、検索エンジンを使っていると検索エンジンやポータルサイトが無料で実施している列車案内や無料メールなどが表示された。
このサイトが中抜けになる!
CASEY.JP – 全知集結 : http://casey.jp/
このサイトのトップなどを何度か表示していたところ、何度かメインの記事部分がなくなった。更新しても変わらず3カラム表示の中の記事部分(いま読んでいただいているこの部分)がなくなってしまった。両サイドは表示されている。
なんだろ?
表示されるときは何事もなかったかのように正しく表示される。表示されないときは、しばらく待つと、中央のカラムだけが後から表示されることもある。待てど暮らせど表示されないこともある。
う~む?
※Vista/IE7を使ってはいるけれど、あくまでメインはXP/IE6なので、IE7にもあったぞというものも含まれちゃっているかもしれません
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