VMwareは物理的なコンピュータをハードウェアエミュレーション技術によって仮想化するソフトウェアである。
たとえばひとつのサービスごとにひとつのサーバを用意すると、それぞれのアイドル時間は何もしていないにもかかわらず電気代を消費することになる。仮想化技術を利用することで、ひとつのハードウェアに複数の仮想化した環境を導入することによってこの電気代は減ることになる。もっともご利益は電気代に限った話ではなく多くのメリットがある。
このほかにも仮想化製品は各社から出ているもののその完成度と知名度はひろく、また高速に動作することで有名である。
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これまで非常に高価だったこれらの仮想化製品がオープンソースになったのだ。(Xenの完成度が上がってきたことによる影響を受けたといわれている)
筆者はこれまでVMware製品ではworkstation日本語版を利用したことがあり、いよいよオープンソース化されたことでserverを導入してみた。
その時のバージョンは1.0.4であった。が、ディスプレイへの出力制御なのか原因は不明だがとても遅かった。今日になって1.0.5が出ているという表示が出たので早速バージョンアップ。見事に高速動作になっている。1.0.4で特定の環境だったのか私の設定ミスなのかは不明だが、とても快適になった。
ちなみに私はWindows98でしか動作しないシステムが基幹にあるためどうしてもそのマシンを維持なければならなかった。仮想化技術に出会って、いくつもの仮想化を試したが、Windows上で利用するにはこの製品が最も優れていると思う。
また逆にLinux上で利用するにはXenがとてもよろしい。その性能を生かすにはCPUの命令にいくつかの要求があり、一般的にはPentiumIII以降が必要だ。また、さらにその性能を生かすにはCPU自体のバーチャライゼーション機能が必要不可欠である。しかし最も恩恵を受けるこの構成は今のところまだ未体験である。
なお、このサーバは執筆時点でCentOS上に構築されたXen+CentOS環境で動作している。どちらもCUIである。CPUが手に入ったら早速グラフィカルなSuSE上に完全仮想化で移行したいと思っている。
詳しくはXenについて記載したときにでも。
ダウンロード
- VMware Serverのダウンロード、無償のVMware、仮想サーバ – VMware :
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追記
Ver1.0.5が出た
Ver1.0.6が出た
Ver1.0.7が出た
Ver1.0.8が出た・・・ネットワーク関係が改善されたように思う
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