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Windows Live メール

Windows標準のOutlookExpressでは迷惑メール処理が十分でない。しかし、改良されたはずのOutlookではアカウント管理が改悪されてしまって、あるいは統合管理する必要のないユーザにとっては機能が多い分使い難い。そんなところで、朗報だ。といっても今になって知ったことについては全く情報収集不足であるが・・・。フリーウェアとして公開されているWindowsLiveメールはOutlookExpressとWindowsメールの上位バージョンに位置づけられているとのことだ。

※2009年版(ベータ版)がリリースされたようだが、大きな変化は今のところ感じていない。

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Outlookの良いところと、OutlookExpressの良いところ、いいとこどりに感じる。絶対譲れない条件はINFファイルが扱えること。これはクリアしている。

検索がイマイチ使えない

今までの検索画面はCTRL+SHIFT+Fで呼び出すことができるので問題はないと言えばないのだが、クイックサーチという検索窓が用意されている。これがイマイチ使えない。

たとえば、すべてのアカウントの未読メールが表示されるエリアを参照していて検索した場合、そのリストの中か、すべての電子メールが検索対象として切り替えることができる。アカウントAを参照していた時はアカウントAか、すべての電子メールが検索対象となる。

これでは、いちいち検索する対象を選択しなければならず、面倒が増える。全ての電子メールの中から該当するものを選び出し、件数が多かったり、検索対象のメールが多ければ、絞り込むことができるようにしたほうが良いのではないだろうか。

勝手に引き継ぐ

OutlookExpressのデータも簡単に引き継げる。ただし、引き継ぎではなく、単に個人用のアカウントを試しに管理してみたかったのだが、会社のデータをごっそりインポートされ(1G超えるデータ)てしまった。起動スプラッシュ時に勝手に実行されるため、キャンセルできない。この点についてはOutlookのほうがお行儀が良い。仕方なくそのあと手動で削除した。アカウントはパスワードを含む全てが引き継がれる。なお、データは完全にコピーされていて、アドレス帳やメッセージを空にしても、OutlookExpressのデータに影響はなかった。

複数のメールアカウントが使えるが新しくはない

複数のメールアドレスが使える、という文句を売りにしているが、これは今までと同じだ。特に真新しいことではない。むしろ今までOutlookExpressのほうがよかったとも思う。見た目にはOutlookのようなフォルダ構成になっているが、今現在自分がどのアカウントのデータを管理しているのかがわかりにくい。また、ルールを作成した場合、どこまでが適用されるのかがまだ不明だ。最も私はルールを使わないのであまり問題はないが。

ただし、メッセージはともかく、アドレス帳が連帯されないことはいかがなものだろうか。今回、私は別々の目的で使うから問題はないし、そのほうが嬉しいのだが、共存させたいと思っている人間にとってはこれは問題かもしれない。どちらに登録したか覚えておくのは面倒だ。もっとも使い道が違うなら、連絡先も違うだろうから問題はないのかもしれないが。個人の主観によるところだろうか。

OutlookExpressと共存できた。

仮想環境でテストして最も良かったことは、OutlookExpressと共存できたことだ。上位バージョンということだから削除されるかと思ったが、削除されなかった。これで、OutlookExpressは会社用に、WindowsLiveメールは個人用に使い、なれたら移行しようと思う。私の持っているアカウントでは個人あてのもの以外ほとんどスパムメールが来ないから特段問題はない。個人メールのほうはスパムが1アカウントあたり2000通くらいきている。うち、1800通程度は自動処理されているようだ。が、もちろん間違って迷惑メールと認識されているものもあるから、やはり確認作業は必要だ。

アカウントの登録が容易になった。

メールアドレスとパスワード、差出人名を入れるだけで、YahooやGmailなどの場合、設定が勝手に終わる。これは非常に重宝する。もちろん手動設定するコマンドも用意されているし、今までオプション画面からわざわざ呼び出していたアカウントプロパティも、左側に表示されるアカウントを右クリックすればよくなった。初心者が容易に変更してしまう危険性は否定しないが、慣れた人間にとってはよいかもしれない。もっとも、これらをちょこちょこ変更するようなことはないので、この位置から呼び出す必要はないと思わなくもないが。

Hotmailから受信できるようになった?

私がHotmailアカウントを取得したのはずいぶん前で、日本のドメインとかMSNドメインとかになり始めたころ、有料会員か昔からHotmailを使っている人でない場合、メールを受信することができなくなったという情報があった。しかし、今の解説を読むとどうやら、オフラインで作業できることも売りにしているようだから、受信できるようになったのだろうか。あるいは要望が多かったのだろうか。どちらにしても、オンラインとオフラインで利用できることはデータのバックアップ観点から言ってもよいことだと思っている。(これは未確認の情報です)

Windows Live メール – 概要 :
http://get.live.com/WLMail/overview

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