APC 社製UPS(無停電電源装置) 「CS500」 を見ていく。
CS500バックパネル。
RJ-45(8極8芯;LAN;ISDN;S/Tなど) が3ポート付いている。正確には少し違うけれど、2つのRJ-45 はサージ保護。1つはコンソール用で、専用ケーブルを接続する。出力は6ポートあり、3ポートがUPS給電対象、3ポートはサージ保護のみとなっている。円状のくぼみはサーキットブレーカー。
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正常運転の例
バッテリ交換時期の例
バッテリ交換
バッテリには底面を開けてアクセスする。
バッテリはSmartUPS 1400 RM (2U) の 1 つと同じだった気がする(詳しくは別記事)。
今回、バッテリ交換時期なのか、動作がうまくいかなかったから交換してみた。動作がうまくいかないというのは、CS500 電源投入時のバッテリチェックや、バッテリ駆動に切り替わるタイミングでCS500が停止してしまう現象。
というわけで買ってみた。
純正品は「APC BE500JP/BP300JPNP/BK350J/BK500JS/BK350JP/BK500JP交換用バッテリキット」かな。Amazonだと「LONG 12V 8Ah 高性能シールドバッテリー」(社外品)かな。今回は秋月電子で「完全密封型鉛蓄電池(12V9Ah)WP1236W」を購入した。
手前がCS500 の元々の物(たぶん)。奥が購入したもの。大きさはほぼ同じで、プラグも合致した。しばらく充電の為に放置する。
専用接続ケーブル
充電して試してみたら上手く動いたので、専用ケーブルを購入して運用してみようと思った。
探してみると「APC APC ES CS RS シリーズ専用シリアルケーブル AP940-0128」が見つかったので購入する。
- USB タイプもあったものの、使えるのかどうかわからなかったから見送った
- シリアルケーブルのほうが安かった
- サーバーにつなぐときはシリアルケーブル使うし(※)
型番的に、たぶんシリアルケーブルが最初から付いているケーブルだろうし(※)- 参考文献によれば、USB タイプは同梱されているらしいが、型番不明で入手不可能ともあったし(※)
- Apcupsd の config ファイルにもこの型番があったし
これが届いたケーブル。
サクっとCS500 のインターフェイスポートに差し込む。
実際運用するサーバーはシリアルポートに接続するけど、動くかどうか試したかったので、Apcupsd のWindows 版をインストールしてみた。転がっていたノートパソコンにはUSB ポートしか無いので、例のUSBシリアル変換ケーブルを通して接続。
すると、特にCS500 のドライバなどを要求されることもなく認識した。が、どこかのブログにも記載されていたように、取得できる情報がSmart-UPS シリーズに比べると少ない。とりあえず、コンセントから抜くとステータスが変化しているのを確認できたから、それなりには動作しているようだ。
もしかしたらケーブルを変換しているせいかもなーと思ったり。ただ、その他のブログなどを参考にするときちんと情報を取得できているものもあるから、その辺はあとで調べよう。TimeLeft (残り稼働時間)などが無かったのが気になったが、まぁ最悪Timeout で落とせばいいし。
ちなみに、APC PowerChute Personal Editionでは認識しなかった。
専用ケーブルは隠されていなかった
Linux サーバーにいよいよ接続しようと思ったら問題続発。まず、シリアルポートが無い(笑)
勘違いしていたらしく、USB しかなかった。まぁ変換ケーブルがあるからいいけど…。思い込みによるミスにかなり落ち込んだので、もう一度調べてみる。すると発見してしまった。
バンドルされているケーブルは「APC APC UPS 専用 USB ケーブルUSBtoRJ45 AP9827」だと明記されていた!しかも普通に売ってるし…。
うわー・・・。
トドメ
いよいよサーバーに接続しようと一度電源を切る。コンセントを繋ぎ変え、再起動。
壊れた。度重なる地震と計画停電で臨終。故障内容を見ると、ディスク関係のエラーで修復コマンドブチ込むもダメっぽい。
別のUPS はあったけれど、通信できないタイプの物で、長時間の停電など想定していなかった→故に今回これを用意したのだがときすでに遅しだったか。
うわー・・・。
再構築するか。VPS に移行するタイミングを見計らっていたとは言え、UPS 、バッテリ、ケーブルが惜しくなった。今度はCOM ポートのあるマシンにしよう(別にマシンを変える必要はないのだけど)。
※これらの情報は記憶を頼りに書いている部分があるので注意
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