以前、CentOS にXvnc を設定した(→ Xvnc – CentOS 5.2)が、しばらく時間が経ち、また今回はUbuntu Server 10.04 LTS i386 にXvnc を設定してみる。
参考サイトを幾つか見たところ、同じような環境で構築した例があり、かつ、詳細に解説しているので参考にした。だが、今回対象とする386 版はよろしくないらしい。
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Ubuntu 10.04にVNCをインストールしてみたのだが、(中略)なんと10.04のGNOMEではXDMをサポートしてない(中略)言い換えると、現在ログインしている状態であればVNCを使ってアクセスできるが、ログイン待ちの状態ではアクセスできないということになる。(中略)10.04(のGNOME)がサポートしていないというのは、単にバグの様だ。(中略)試してみると、実は64bit版では問題なく動く。また32bit版でも動く“場合がある”。(「Ubuntu 10.04 にVNCをインストールしてみた – adsaria mood」より引用)
環境構築
Ubuntu Server 10.04 LTS をVMware Player の簡易インストール機能を用いて構築した。
インストール
sudo loadkeys jp sudo apt-get upodate sudo apt-get upgrade -y sudo apt-get install ssh sudo apt-get install vim sudo apt-get install gdm sudo apt-get install xinetd sudo apt-get install vnc4server
設定
/etc/xinetd.d/Xvnc
$ sudo vi /etc/xinetd.d/Xvnc
service xvnc { disable = no socket_type = stream wait = no user = nobody server = /usr/bin/Xvnc server_args = -inetd -geometry 1024x768 -depth 16 -desktop Ubuntu_1004 -PasswordFile /etc/passwd.vnc -once -query localhost }
/etc/services
/etc/xinetd.d/Xvncではポート番号を指定してないので、サービス名として/etc/servicesの方で定義する(「Ubuntu 10.04 にVNCをインストールしてみた – adsaria mood」より引用)
$ sudo vi /etc/services
xvnc 5900/tcp
パスワード設定
$ sudo vncpasswd /etc/passwd.vnc
権限変更
$ sudo chown nobody\: /etc/passwd.vnc
/etc/gdm/custom.conf
$ sudo vi /etc/gdm/custom.conf
[xdmcp] Enable=true DisplaysPerHost=2
/etc/gdm/PostLogin/Default
VNC でコピー・アンド・ペーストができるようになるそうだ。
$ sudo vi /etc/gdm/PostLogin/Default
#!/bin/sh # vncconfig -nowin &
再起動
$sudo service xinetd restart $sudo service gdm restart
動作確認
VNC Viewer
サーバーのIP アドレスを入力してOK をクリックする。
設定したパスワードを入力する。
表示された。
デスクトップを操作してログアウトすると上図が表示された。
「はい」をクリックすると再接続し、「いいえ」をクリックすると終了するようだ。
→ RealVNC
UltraVNC
基本的にはUltraVNC をあちこちで使っている。こちらでも同様に接続できた。
→ UltraVNC
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