同報メールを送信するためにThunderbird & アドオン「Mail Merge」に辿り着いたので、その紹介記事なわけだが、その前に経緯を説明する。
まず、わけあって未だにOutlookExpress を使わなければならないことがあるのだが、OutlookExpress でも同報メールは送信可能だ。しかし、誰に送信したかがわからないらしい。
そこで何となくThunderbird を使って同じような手順を踏んでみたところ、同じことができ、さらに誰に送信したかもわかった。しかし、OutlookExpress でもThunderbird でも、この方法では迷惑メールになりやすい。これが前回の「pc.casey.jp » [Thunderbird] メール配信リストの作成と送信1」の内容。
他に手はないものかと探したところ、Thunderbird アドオン「Mail Merge」で実現できそうなのでやってみた。ちなみに、その他には「同報メール配信ソフト Mail Distributor」などもある。
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ダウンロード&インストール
Mail Merge :: Add-ons for Thunderbird からダウンロードしてThunderbird にインストールする。
メール配信リストの作成と送信
リスト作成とメッセージ作成
まず、「pc.casey.jp » [Thunderbird] メール配信リストの作成と送信1」を参考にリストを作成し、そのリスト宛の新規メッセージを作成する。
ここまでは同じ手順。
メール送信
ここで「Mail Merge」の登場。
いくつかオプションがあるが、今回はDeliver Mode に「SendNow」、Format に「Both」を選択した。OK をクリックするとメールが送信される。送信される画面を見ていると、メールを個別に送信しているように見える。
送信メール確認
送信メールを確認しても個別に送信したように記録されている。
受信メール確認
それぞれの受信メールを確認すると、確かに個別に送信されたように見える。それだけでも迷惑メールになってしまう確率は軽減できるのではないだろうか。
# ちなみに、送信する宛先が少ないのでこの手順だったが、何らかのシステムからあがってきたCSV を取り込んで送信することもできるし、本文内に挿入(例えば名前)することも可能らしい。また、即時送信せず手直ししてから送信もできるのだとか。なかなか興味深いアドオンだ。
参考文献
- Thunderbirdでメール同報送信 – Mail Merge – けにあmemo
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