GoogleはGoogle Public DNSを2009年12月3日に発表した。
通常DNSはプロバイダから自動通知されるものを使用する。
DNSサーバはIPアドレスとドメイン名のマッチングを行っているサーバーだ。
コンピュータはIPアドレスで通信している。電話番号のようなものだ。
しかし、電話番号では覚えにくい。そこで人間がわかりやすいように電話番号に名前をつけておく。
ちょうど携帯電話に友達の連絡先を登録した時のように、電話番号を覚えていなくても連絡をとることができるのと同じだ。
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名前というのがドメイン名で、例えばGoogle.comがドメインだ。
人間は名前で呼び合い、水面下でコンピュータはその名前は実際どの番号なのかをいつも探してる。
だから、この探す時間が短くなればネットが早くなる、というものだ。
DNSは小さな自分の範囲の情報のみを所持しており、自分の持っていない情報は上位のDNSに問い合せる分散処理をしている。
ずっと昔は手作業に近い形で中央のサーバにこの情報が置かれていたが、上記のように小分けすることで負荷分散し、また、増え続けるドメインとIPアドレスをマッチングする処理を可能にした。現在、最上位に位置するDNSサーバは地球上に13個存在し、その場所は厳重に秘密として管理されている。日本には13番目の”M”が設置されている。
- IPアドレスは 8.8.8.8 と 8.8.8.4
- DNSキャッシュが消去される前にリフレッシュすることで永続的に情報を保持、他サーバへの問い合わせを少なくする
- 気になる情報保持だが24時間~48時間のテンポラリ(一時的な)データのみ保持するようだ
- サービスは無料で行われていて、上記の通り個々のやりとりは保存しないと言っている。だが全体的にGoogleはドメインに対するトラフィックを得るのだろうか。もし利用するならトラフィック監視やサーバーやドメインのランクに使うのだろうか。もしそうなら、被リンクなどでランク付けしている現在の順位が、実際に人気のあるサイトに変化するのかもしれない。
- これまでも同じような思想のプロジェクトはあったが、分散高速処理でGoogleは非常に秀でている
- 現在は海外で実験的に行われているらしく、日本の場合は遅くなったりするかもしれないということだが、考察しているサイトでは早くなった結果が出ている。
- 私も実験してみたところ体感速度が早くなったサイトもあった。ただ、相手のサーバの状態にもよるし、ユーザ数の増加とともにこのレスポンスは変換するかもしれない。
◆参考文献
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