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VMware ESXi Server と VMware Server の違い

前回の続き。

◇いまさらですが VMware ESXi Server と VMware Server の違いデス



▲VMware ESXi Server の例

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専用機を用意するか否か

◇VMware ESXi Server はホストOSを必要としない、これが最大の特徴だ

VMware ESXi Server はそれ自身で動作し、その上にゲストOSをたくさん動かすことができる。VMware ESXi Server は動作環境が限られる。

”VMware ESXiをお使いになる場合に、デュアルコアCPU搭載時には2CPU構成にする必要があります。クアッドコアCPU搭載時は1CPU構成をサポートしています。”など。

By PRIMERGY RX300 S4 VMware ESXi 3.5インストールタイプご使用上の注意:
http://primeserver.fujitsu.com/primergy/manual/pdf/rx300s4/ca92276-8269-01.pdf

ホストOSの維持管理をあまり気にしなくてよい。iSCSIやNFSなどその他のストレージデバイスが利用できるから、データを守る専門と実行する専門、管理する専門に分けることができる。もちろん、自分自身が持っているストレージデバイスを利用することもできる。USBメモリで簡単に起動できることもあり、個別の装置にとらわれない。

◇VMware Server はホストOSを必要とする

たとえばWindows上でVMware Server を実行し、さらにその上でゲストOSを動かすことができる。これは、VMware Server もホストOS上では単なるアプリケーションにすぎないからだ。ホストOSを動作させるための資源を消費することになり、ホストOSを維持管理するためにゲストOSを巻き込んで再起動しなければならないことがある。たとえば、Windows上でVMware Server を実行しており、ゲストOSとしてLinuxを3つ動作させているとする。このとき、Windows Updateなどで再起動を迫られたとき、ホストOSであるWindowsとゲストOSであるLinux3つすべてを停止しなければならないことを意味している。

仮想マシンの仕様

  • 仮想プロセッサ
  • 仮想チップセット
  • 仮想BIOS
  • 仮想 メモリ
  • 仮想グラフィック
  • 仮想IDE ドライバ
  • 仮想SCSI デバイス
  • 仮想PCI スロット
  • 仮想シリアル(COM)ポート
  • 仮想パラレル(LPT)ポート
  • 仮想USB ポート
  • 仮想キーボード
  • 仮想マウスと描画タブレット
  • 仮想イーサネット カード
  • 仮想ネットワーク
  • 仮想サウンド アダプタ

VMware ESXi Server の”そりゃねーよ”の部分(大ダメージ)

  • VMware ESXiインストールタイプでは、シリアルポートおよびパラレルポートは使用できません。
  • VMware ESXiインストールタイプでは、増設用パラレルポート(PG-PP05)をサポートしていません。
  • VMware ESXiインストールタイプでは、増設用シリアルポート(PG-COM03)をサポートしていません。
  • VMware ESXiインストールタイプでは、USBデバイスは使用できません。

By PRIMERGY RX300 S4 VMware ESXi 3.5インストールタイプご使用上の注意:
http://primeserver.fujitsu.com/primergy/manual/pdf/rx300s4/ca92276-8269-01.pdf

  • ESXi does not currently support the use of physical serial or parallel ports. (VMware ESXi Server )

By VMware KnowledgeBase Article – Physical Serial and Parallel Ports Are Not Supported in ESXi version 3.5 and VirtualCenter 2.5 :
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1003129

  • シリアル ポートでのデータ損失(VMware ESX Server )

このリリースでは、ESX Server ホストのシリアル ポートを使用して仮想マシンから Fax を送信すると、行の不足や不明瞭な情報などのデータ損失が発生する問題が解決しています。
この修正は、パッチのインストール後に VMX ファイルに serial<n>.hardwareFlowControl = “TRUE” を追加することによって有効になります。

By VMware ESXi 3.5 Update 3 Installable – VMware :

  • 仮想ハードウェア デバイスの自動検出構成(VMware Server )

シリアル ポートやパラレル ポート、DVD/CD-ROM ドライブ、FD ドライブ、サウンド ドライバ(Linux のみ)など仮想デバイスの多くは、自動的に検出されるように構成可能です。自動検出デバイスの利点は、デバイスの再構成を行わなくても、Windows とLinux といった異なるゲストOS を実行する仮想マシン間でデバイスを移動できる点にあります。詳細に関しては「デバイスの使用(P.106)」を参照してください。

By 仮想マシン ガイドVMware Server 1.0:
http://www.vmware.com/jp/pdf/server_vm_manual.pdf

  • ホストコンピュータでシリアルポートを使用(VMware Server )

ホスト コンピュータの物理シリアルポートを使用するように、仮想マシンの仮想シリアルポートを設定することが可能です。このような設定は、例えば外部のモデムや携帯用デバイスを仮想マシンで使用する必要がある場合に便利です。
ホスト上の物理シリアルポートに接続する仮想シリアルポートは、仮想マシンをオフの状態で次の手順でインストールします。デバイスの追加には、VMware Server コンソールを使用してください。

By 仮想マシン ガイドVMware Server 1.0:
http://www.vmware.com/jp/pdf/server_vm_manual.pdf

ということで、VMware ESXi Server にはできないけど、VMware ESX Server や VMware Server ではできる。

  • シリアルポートが使用できない(物理的な外付けモデムと仮想シリアルポートをつなげない)
  • パラレルポートが使用できない
  • USBデバイスが利用できない



▲USBやサウンドがない



▲シリアルやパラレルはあるが、physicalに接続できないようだ

参考文献

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