管理しているサイトの1つがWordPress で構築されていて、一般公開しているが検索エンジンお断りの運用をしている。これはWordPress に標準搭載された機能の1つで、プライバシーの設定によるもの。今回はこのサイト(アドレス)を流用してリニューアルを行うことにした。この時、検索エンジンからの訪問者に対して記事の公開非公開を整理したり、広告を掲載するために非常に短い投稿を排除したりする必要性が出てきた。
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投稿数は多くも少なくもない数百だが、気合を入れて一度に全部見直すとサーバー負荷を掛けてしまうことになる。また、ローカル環境に一度インポートして整理し、エクスポートして再度公開サーバーでインポートすることもできるが、今回はこの手段を選択しない。
手順は次のとおり:
- 非表示用のカテゴリを作成する(標準機能)
- 「PrivateSuite プラグイン」をインストール・有効化し、作成しておいたカテゴリを非公開(≒会員制)に設定する
- 既存記事を非公開用カテゴリに一括変更し、非公開カテゴリに所属させる(標準機能)
- WordPress のプライバシー設定を変更し、クローラを受け入れる(標準機能)
非表示用のカテゴリを作成
カテゴリの作成については割愛するが、この例では「整理中(非公開)」とした。
プラグインのインストール・有効化
「PrivateSuite プラグイン」を検索、インストール・有効化する。
作成しておいたカテゴリを非公開(≒会員制)に設定する。この例では、カテゴリ「整理中(非公開)」を非公開に設定した。
既存記事を非公開用にする
投稿一覧から任意の記事をチェックする。この例ではすべての記事を対象とした。
一括操作から編集を選択し、横の適用をクリックする。
ここで非公開に設定したカテゴリ「整理中(非公開)」を選択し、更新する。
(ここではプラグインを利用して特定のカテゴリに対するアクセスを会員制(ログインユーザに限定)にしたが、標準機能だけですべてを完結したい場合は、この画面でステータスを非公開等に設定しても良いかもしれない)
フィルタに「非公開」が表示され、一括操作した既存記事に「-非公開」が表示される。
ログインして操作したブラウザと、全く別の未ログイン環境のブラウザを同時に利用して動作確認を行ったが、確かに非公開扱いになっていた。
あとはプライバシー設定を変更し、クローラを受け入れように設定を変更、時間のあるときに既存記事をチマチマ公開するなり非公開にするなり削除すれば良い。
※カテゴリーを一括変更するプラグイン「Bach Cat」(Bach Category)を利用する方法もある
※非公開の方法やプラグインはいくつもある
参考文献
- ユーザー管理(会員制サイトなど) | WordPressでホームページ制作 太陽ブログ
- WordPress › フォーラム » Private Suiteの使い方が分かりません
- WordPressでカテゴリーを一括変換 | Koshun Blog
- 天地無用 › 【WordPress】 Batch Cat
- WordPressのカテゴリ一括変更が実は標準機能だった件 | The Office Ryusaido Blog
- カテゴリーを一括変更することのできるプラグイン、Batch Categories » WPカスタマイズ講座
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