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「coreserver→さくらインターネット」移転メモ(2)

新サーバーにアクセスできるようにする

ここからは移転するドメイン名で新サーバーにアクセスできるようにする。サーバーにもよるが、今回はhosts ファイルを編集して作業する。

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(新)テストと設定変更

coreserver とさくらインターネットでは設定方法や設定に使える命令が異なる。

※coreserver でWordPress を動作させるためにPHP をCGI として動作させる記述が書かれた.htaccess は必要がない環境だから削除する

.htaccess と php.ini の設定

PHP バージョンの選択

執筆時、さくらインターネットではPHP バージョン 5.3.6、5.2.17、4.4.9 が選択できる。(おそらく)いずれもCGI 版。

アクセスログの設定

アクセスログ、エラーログを残す設定がある。ログを残すことで解析ソフト「Webalizer」にかけることができるようだ(後述)。

参考文献

  • WordPress › フォーラム » 管理画面ダッシュボードが真っ白
  • ☆WordPress 3.0.x 管理画面が白くなった場合の対処法 – 日下部理恵のブログ
  • Piccy-Cabinetサポートサイト – レンタルサーバー導入方法
  • エラーメッセージ集|さくらのレンタルサーバ|さくらインターネット公式サポートサイト
  • さくらインターネット htaccess Options 使えない 代替方法 | ANNAI
  • .htaccess < Wiki | さくらのレンタルサーバ非公式FAQ

WordPress 関連の設定ファイル修正

WP-DBManager

データ保存ディレクトリの書き込み権限を確認、MySQL へのコマンドパスを確認、データ保存パスを確認する。

WP-SuperCache

DNS 書き換え

新しいサーバー上で動作確認を行い、問題がないとなればDNS を書き換え、新しいサーバーへ案内する。

今回は以下のようにした。

  1. 旧サーバーはメンテナンス中のアナウンスのまま放置し、
  2. hosts を書き換えて新サーバーが正常に稼働することを確認したら
  3. DNS を書き換え、すべてのアクセスを受け入れるようにする
  4. DNS の波及に合わせて新しいサーバーに案内され、移転完了となる

関連記事

完了

ファイルリスト表示を拒否する

pc.casey.jp » さくらインターネットでディレクトリ・インデックスを表示させないを参照

postmaster をGmail で受信する

運用に向けてpostmaster をGmail で受信するように設定した。(さくらインターネットではcron 結果やメール送信不能などの重要なメールは postmaster 宛に送られれるが、これを転送できないため)

pc.casey.jp » さくらインターネットのpostmasterをGmailで受信するを参照

終わりに

今後はさくらインターネットで503 エラーが出るまで居座る様 子をみることにする。なぜなら、さくらインターネットで503 エラーが頻発するようになったら上位プランへの移行を考えなければならないからだ。(自宅サーバーやVPS も視野に入るがメンテナンスが面倒(運用しているけど)であり、マネージドサーバでは予算が合わない・・)

ところで、さくらインターネット 側の制限を調べるうちに興味深い記述を見つけた。「ファイルへの集中アクセス」があったときにも制限が発動されるというものだった。これが真実であるな ら、現在多くのCMS 等のシステムが採用するトリガースクリプト(index.php など)がこれに当たらないだろうか。

あとはデータベースへのリクエストが多すぎるなどが不安材料だ。

その他

サーバー負荷と制限

どれくらいのリソース消費によって、どの程度の制限が課せられるのか明示されていないさくらインターネット。実体験やサポートからの返答がいくつものウェブサイトに掲載され、様々な解釈がなされているようだ。

例1

現在さくらで運営している4サイト併せて1万UU、2万PV/day。 (中略)1日のCPU使用時間が1時間~1時間半、転送量1.5G~2Gになりました。。。 一応調べてみたら転送量は特に制限は無いみたいだけど、そろそろ警告が来るレベルかな・・・?
(「さくらのレンタルサーバで独自にphp使えるようにしてたら500エラーになってた|ぼくんちのバックステージ」より引用)

上記によれば2万PV/day 、CPU60-90分、1.5-2G だが制限は無いようだ。

例2

アクセスログをWebalizer で解析することで503 の発生率を見ることができるようで、「Drupalサイトを さくらのレンタルサーバーからヘテムルへ移転 | DiaryOfHAZ」によると、CPU 3時間のとき、約9% の503 が発生し、制限がかけられたようだ。

この2つだけで判断するなら、”2時間”(以内)程度が絶対防衛線のように見える。

追記

ダメかも・・・

サーバー環境

  • Apache 1.3.42
  • mod_ssl 2.8.31
  • OpenSSL 0.9.8e
  • FreeBSD 7.1-RELEASE-p16 i386

参考文献

参考文献

コメント

  1. wizu より:

    最近サクラでレンタルを始めたところでリソースの使用量について調べていたら行き着きました。
    大変参考になりました。ありがとうございます。

  2. admin より:

    コメントありがとうございました。
    少しでも参考になったなら嬉しい限りです^^