VMware の仮想ディスクは vmdk という形式でVMware Server2 など幅広いVMware 製品で利用されている。
仮想ディスクは予め実容量を作成しておく方式もあるが、使用量によって伸縮・拡張する方式もある。前者は仮想ディスクの定義を16GB としたら16GB の仮想ディスクファイルを作成する。一方、後者は定義が16GB でも1GB しか使っていなければ16GB よりはるかに小さいファイルサイズになる。
ところが、後者は使っていくうちに肥大化していき、定義が16GB で消費量が10GB だとしても仮想ディスクファイルのサイズは20GB を超えることもある。そこで、一般的には肥大化に対処する機会が多い。
ここでは、仮想ディスクの定義サイズを大きくする方法を書く。
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Linux の例
※ホストマシンから実行する
$ ls -lh total 5.1G -rw------- 1 root root 8.5K 2011-02-27 19:42 testWin7.nvram -rw------- 1 root root 5.1G 2011-02-27 19:49 testWin7.vmdk -rw------- 1 root root 0 2011-02-27 14:49 testWin7.vmsd -rwxr-xr-x 1 root root 1.6K 2011-02-27 19:49 testWin7.vmx -rw------- 1 root root 263 2011-02-27 19:49 testWin7.vmxf -rw-r--r-- 1 root root 73K 2011-02-27 17:42 vmware-0.log -rw-r--r-- 1 root root 103K 2011-02-27 15:32 vmware-1.log -rw-r--r-- 1 root root 42K 2011-02-27 15:04 vmware-2.log -rw-r--r-- 1 root root 162K 2011-02-27 19:42 vmware.log $ sudo vmware-vdiskmanager -x 32GB testWin7.vmdk Grow: 100% done. Disk expansion completed successfully. WARNING: If the virtual disk is partitioned, you must use a third-party utility in the virtual machine to expand the size of the partitions. For more information, see:301 Moved Permanently
Windows の例
(機会があれば追記する。それまで容量の大きな仮想ディスクを一時的に仮想マシンに追加してディスクイメージとしてコピーする方法を紹介しておく。)
注意事項
これらの方法は仮想ディスクの大きさを変更するだけだ。ツールによる警告にもあるように、ゲストOS やサードパーティ製ツールを利用してパーティションを適切に設定する必要がある。
ゲストOS がWindows7 の場合はとても簡単に容量の拡張ができる。以下参照。
- Windows ハードディスク空き領域を使えるようにする(ドライブをもう一つ増やす場合)
- Windows7 で簡単にHDD 容量拡張(単一ドライブとして拡張する場合)
参考文献
- VMWare6で仮想ディスクの容量を拡張してみた – mitc – 日記
- @IT:VMwareの仮想ディスクを拡大するには
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